パリ95番バス

映画と本とアートと遊歩

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

二度目の倫敦⑦ウエストミンスターからテムズ川クルーズへ

3日目、ウエストミンスター寺院へ。11世紀に現在のスケール、13世紀にゴシック様式になり、18世紀に2本の塔ができたとか。 シュッとしてはる、と思う。 歴代王の戴冠式のほか、ロイヤル・ウエディングも行われてきた。現在のエリザベス女王とフィリップ殿下…

二度目の倫敦⑥バンクシーからホームズへ

ナショナル・ギャラリーで額縁に収まった過去の絵画を見たあと、覆面ストリートアーティスト、バンクシーの作品を見に行った。 場所はオックスフォード・ストリートの繁華街から公園ハイド・パークに通じるマーブル・アーチ横の壁。 2019年4月、環境保護団…

半世紀後の「男と女」とボリス・ヴィアン

クロード・ルルーシュ監督の映画「男と女 人生最良の日々」を見ました。あれから53年、アヌーク・エーメはやや太りながらも美貌を留めていましたが、ジャン・ルイ・トランティニャンは特殊メークかと思う老け方、映画館の周りの鑑賞者も平均年齢70歳前後(つ…

二度目の倫敦⑤ナショナル・ギャラリー1700年以降

ナショナル・ギャラリーで18世紀絵画は印象に乏しい。超おおざっぱな美術史知識で考えても、15世紀から17世紀はルネッサンス、バロック、オランダ絵画があるけれど、そのあと19世紀のロマン主義、印象派に飛んでしまう。 ただし、イギリス美術界では、18世紀…

二度目の倫敦④ナショナルギャラリー1600年~1700年

ナショナル・ギャラリーは1824年に創立された。18世紀から19世紀にかけ、フィレンツェ、ウィーン、パリ、マドリードなど、ヨーロッパの主要都市に次々と美術館が誕生した。ロンドンには大英博物館はあったものの、絵画の美術館としては後発となる。 他館が…