パリ95番バス

映画と本とアートと遊歩

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

アンティーブのニコラ・ド・スタール

南仏の古くからの港町アンティーブにあるピカソ美術館。ピカソには申し訳ないが、ニコラ・ド・スタールが一番の目当てだった。 スタールの絵画を知ったのは、アマゾン・プライムでジャン・リュック・ゴダールのストーリー不明映画「さらば、愛の言葉よ」(20…

デジタルゴッホに驚いた

(夜のカフェテラス) ゴッホ(1853~1890)の絵をデジタル技術で三次元動画にして見せるシアターが、パリで評判になっていると知り、訪れた。 アトリエ・デ・リュミエール。「光のアトリエ」の意味だろうけど、映画を発明した「リュミエール兄弟のアトリエ…

ペール・ラシェーズ墓地

パリ20区にあるペール・ラシェーズ墓地を訪れた。 1804年に開設され、あまたの著名人の墓があることで、観光地にもなっているが、はずれにあるので、これまで足を運ぶ機会がなかった。 墓の数7万。近くに新しくできたアート施設に行くついでに、初めて足を…

ジャコメッティのアトリエ

アルベルト・ジャコメッティの彫刻と絵画は40数年前の大学生のころ、確か、展覧会で見て以来、記憶の隅に残り続けていた。極限まで細くなった人、何重もの描線で透写されたような顔。 確か、というのは、今調べてもそのころ関西でジャコメッティ展があったと…