素晴らしきマティス展
コロナ下で会えなかった関東の人々と旧交を温める合間、上野の森へ。
日本では20年ぶりの大回顧展で、パリのポンピドゥー・センターの所蔵品を中心に、初期から晩年までの変遷がわかる約150点。過去に見た絵画もありましたが、見応えたっぷりで、マティスが20世紀アートの先駆者だったことを改めて実感しました。
「私が夢見るのは心配や気がかりのない均衡と純粋さと静穏の芸術であり(…)つまり肉体の疲れを癒すよい肘掛け椅子に匹敵する何かであるような芸術である」(マティス)
今の時代にぴったりですね。
写真撮影可の作品が多数あり、高齢者割引もあってうれしい。
公式図録とは別に、朝日新聞がAERA bookで出しているガイドブック「マティス展」が、わかりやすく人物像と作品を紹介し、良くできています。チャップリンとマティスの架空の往復書簡にはだまされましたが…
以前に訪れたマティス関連施設のブログ、興味があればご覧下さい。
マティス美術館
https://louvre.hatenadiary.jp/entry/2019/08/04/082137
マティスの礼拝堂
https://louvre.hatenadiary.jp/entry/2019/07/19/090457
ポンピドゥー・センター
https://louvre.hatenadiary.jp/entry/2019/08/12/213153
以下は今回撮影できた作品の一部です。
ピアノの前の若いヴァイオリン奏者(1924-26)
石膏のある静物(1927)
夢(1935)
座るバラ色の裸婦(1935-36)
鏡の前の青いドレス(1937)
緑色の大理石のテーブルと静物(1941)
黄色と青の室内(1946)
赤の大きな室内(1948)
静物(1944)
貝殻のヴィーナス(1930)
「芸術・文学雑誌ヴェルヴ」表紙(1945-48)