パリ95番バス

映画と本とアートと遊歩

ロンドンのXmas(2019・12・5--11)

二度目の倫敦⑩ノッティング・ヒル、アビーロード、テート・モダン

ロンドン最終日、夜の出発までの時間をフルに使う。 まず行ったのは、映画「ノッティングヒルの恋人」の舞台になったノッティングヒルのポートベロー。ジュリア・ロバーツ、ヒュー・グラントが主演し1999年に製作されたこのイギリス映画で、界隈は一躍人気ス…

二度目の倫敦⑨バッキンガム宮殿から大英博物館

旅行5日目。エリザベス女王が住むバッキンガム宮殿は、宿泊ホテルから歩いて5分ほどなので、名物の衛兵交代式を23年ぶりに再見しようかと、午前10時ごろ、宮殿へ。しかし晴れ過ぎて寒い。 1703年にバッキンガム公の私邸として建てられ、1837年にヴィ…

二度目の倫敦⑧コッツウォルズ、オックスフォードツアー

4日目の日曜日、ロンドンに来てから妻のリクエストで予約したコッツウォルズとオックスフォードの日帰りツアーに出かけた。 午前9時15分、ホテルからバス停で2つのヴィクトリア駅に集合。感じのいい若い男性のガイド兼運転手にツアー客12人。私たちを含む…

二度目の倫敦⑦ウエストミンスターからテムズ川クルーズへ

3日目、ウエストミンスター寺院へ。11世紀に現在のスケール、13世紀にゴシック様式になり、18世紀に2本の塔ができたとか。 シュッとしてはる、と思う。 歴代王の戴冠式のほか、ロイヤル・ウエディングも行われてきた。現在のエリザベス女王とフィリップ殿下…

二度目の倫敦⑥バンクシーからホームズへ

ナショナル・ギャラリーで額縁に収まった過去の絵画を見たあと、覆面ストリートアーティスト、バンクシーの作品を見に行った。 場所はオックスフォード・ストリートの繁華街から公園ハイド・パークに通じるマーブル・アーチ横の壁。 2019年4月、環境保護団…

二度目の倫敦⑤ナショナル・ギャラリー1700年以降

ナショナル・ギャラリーで18世紀絵画は印象に乏しい。超おおざっぱな美術史知識で考えても、15世紀から17世紀はルネッサンス、バロック、オランダ絵画があるけれど、そのあと19世紀のロマン主義、印象派に飛んでしまう。 ただし、イギリス美術界では、18世紀…

二度目の倫敦④ナショナルギャラリー1600年~1700年

ナショナル・ギャラリーは1824年に創立された。18世紀から19世紀にかけ、フィレンツェ、ウィーン、パリ、マドリードなど、ヨーロッパの主要都市に次々と美術館が誕生した。ロンドンには大英博物館はあったものの、絵画の美術館としては後発となる。 他館が…

二度目の倫敦③ナショナル・ギャラリー1200年~1600年

昼過ぎ、トラファルガー広場に戻り、セント・マーティン・イン・ザ・フィールド教会(写真下)のランチコンサートへ。礼拝堂で平日ほぼ毎日開かれる1時間ほどの無料演奏会で、この日は韓国系の若い男性ピアニスト。音楽雑誌で成長株のピアニストとして取り…

二度目の倫敦②トラファルガー広場からボンドストリート

ロンドン2日目の朝。ホテルの中庭へ出る。電飾の噴水があり、ゴージャス感の中にアジア的テイスト。 磨き上げられたロビーの床。レセプションの女性はインド系が多いようだ。 レセプション背景の絵はお馴染み近衛兵とインドの少女? 作家サマセット・モーム…

二度目の倫敦①パディントン経由セント・ジェームズ

若い係官が私のパスポートを見ながら訊ねてきた。 「ビジネス?それともトラベル」 「トラベル」 「ロンドンのホテルは?」 「決まっていない」 ここまではいつもの質問だ。しかし、次の質問を受けたとき、不吉な予感がした。 「帰りのチケットは?」 「い…