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佐伯祐三の大阪中之島美術館

f:id:LOUVRE:20220316182908j:plain凶悪プーチン・ロシアのウクライナ軍事侵攻、殺戮、破壊、ウクライナの人々の抵抗と避難のニュースに毎日見いり、何とかならんものか、と思う日々、のほほんとアート鑑賞していいのかとは思いつつ、大阪中之島美術館に行きました。

2月開館し、コロナ下の平日にも関わらず、朝から入場の行列ができていました。驚き。

パリの街を愛し描いた佐伯祐三、購入時色々物議を醸したモディリアーニの裸婦、ルネ・マグリットユトリロ、ドラン、草間彌生森村泰昌、そのほか大阪と関わりのある近現代画家たち。
初めて目にするアーティスト、作品も多く、刺激的な時間を過ごせました。いくつかは写真撮影OKというサービスも良かった。

長年の懸案、満を持したオープンということで、所蔵品の網羅的展示になったようです。
サントリーミュージアム寄託の相当数のポスターも興味深くはありましたが、佐伯祐三8点は物足りない。昔、天王寺公園脇の大阪市立美術館で数々の佐伯作品を目にして以来のファンとしては、もう少し見たかった。来年、大回顧展をするので出し惜しみしたとは思いたくありませんが。
モディリアーニの裸婦は意外にさりげなく展示されてましたね。美術館の目玉の一つにしては。

なにはともあれ、東京に比べ格段に貧しい美術館状況の大阪に出来た新たなアート空間。モディリアーニ展岡本太郎展なども予定されているようで、今後に期待!
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