パリ95番バス

映画と本とアートと遊歩

5月のパリ

f:id:LOUVRE:20170619214229j:plain

パリが好きだ。住んでみたいと思う。

観光旅行で訪れること9回。滞在日数はせいぜい通算50日程度だから、行くたびに発見がある。

回数を重ねても飽きない。

帰って数か月たたずにまた行きたくなる不思議な魅力を持つ街だ。

身もふたもない愛の告白みたいだけれど。

人それぞれ、そうした街があるのだと思う。

景観の美しさ、街の人々の個性、多様性。

パリが生んだ美術、文学、音楽、写真、映画。

パリの人々がそれらを大事にし、誇りにしていることが、作家、画家の名前がついた通り、駅の名からもうかがえる。

理念、食、ワイン、カフェ、ファッションもむろん忘れてはいけない。

時間の堆積層に、現代が新たな地層を積み重ねていく。

いつからか、パリをめぐって何か書ければと思うようになった。

とりとめもなく、ではあるけれど。

この5月のパリ旅行の話から始めたい。